〜さざなみのおおやしま〜

何でも「少なく、小さく、軽く」が身上のミニマリスト。GAFAMの犬。楽天経済圏の住人。<サラリーマンのテーゼ>について考える。

柏原宿@米原市柏原


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国道21号柏原東交差点を北に向かい、踏切を渡らずに西へ向かうと、突然、街道の風情のある宿場町の風景となる。
美舗装にしてあり風情がある。
国道21号からあえて柏原宿内の道を使って帰ることがある。
紅殻の張や格子窓、立派だが派手ではない作りの古い民家、真宗の大伽藍。
僕にとって近江のメクマールとも言うべきものが柏原宿にはたくさんある。司馬遼太郎をして
雨の降る日は雨の故郷であり、粉雪の舞う日は粉雪の故郷であるかのよう匂いを残している
と言わしめた近江の風景である。
いかに近江の人々が自分達の字や村を大事におもっているか、清掃や手入れのゆきとどいた家屋、庭、神社などからよくわかる。
 
江戸時代に宿場町だった場所は、観光を当て込んでピカピカに新しくなっているか、そうでもなければ朽ち果てている場合が多い。
柏原宿はそのどちらでもないのだ。
それは偉大なことだと思う。
新しくなるにしろ朽ち果てるにしろ、故郷の風景があまりに変わってしまった場合、いったい僕たちは何を懐かしめばいいのだろうか。
柏原宿が故郷であったなら、どんなに懐かしいだろうか。

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