結論:節約はダメ。必要なのは「支出の最適化」
1.節約という言葉のイメージ
わたしこだわりがありまして「節約」という言葉を使いたくない。
節約というと食費ケチったり、コンセント抜いてまわったりとチマチマしたイメージがあるし、ガマンして満足度を下げるイメージがあるからです。
つまりはただのケチ、しぶちんのイメージなんです。
無駄な支出を抑えることは大事ですが、節約というと生活の満足度を下げる副作用を伴うような気がします。
節約大事と思っていると、何のためのお金なのか、何のために働いているのかわからない。
一生懸命働いて、一生懸命ケチして、お金はたまるけど生活の満足度下がるっていうのは本末転倒だなって思います。
2.支出の要素
近江商人の言葉を借りれば「ケチと始末は違う」ということ。
本当に必要なものにはお金を出すべき、だと思うのです。
本当に必要なものって何?
ってことなんですけど、私思うに大きくわけて二つ。
- 「消費」:生活の維持に必要な支出、まさかのときの備えや、「本当に必要なもの」「長く使える上質なもの」を買うこと。「安いから」という理由で買わずに、価格と品質を見極める。自分の満足度を上げるものを買うこと
- 「(自己)投資」:資産を買うということ。これは拡大再生産に寄与するものを買う。具体的には不動産、株、債券など、金の卵を産むニワトリを買う。自己投資も同様、広い意味のでスキルアップを図り、給与支給総額、資産運用益及びその外の収入の最大化に資するための出費
この二つにあてはまらない「支出」が「浪費」だなと思うわけです。
例えば、高級な車を買っても満足度は上がるかもしれないが、「本当に必要なもの」かと言えばそうではない。
世界の有名な大富豪も思うほどの高級車には乗っていません。
わたしも長時間の運転が疲れない程度の車であれば、問題ないと思っている。
わたしの人生の目的が「いい車を乗ること」なら話は別ですけどね。
そうじゃないです。
ジャグワー乗ったから人生最高とは思いません。
メルツェデスのマイバッハ 買うために頑張ろうとも思いません。
この浪費を削ぎ落とすのが本来の節約であり「始末」であろうと思うのです。
一般的にはケチで有名な近江商人も、自己資金の範囲内(=借金はしない)で拡大再生産のための投資はで積極的であったそうです。
わたしはこの近江商人の「始末」という考えが大好きです。
「バビロンの富豪の教え」や「金持ち父さん貧乏父さん」などの外国製の考え方をかりなくても日本国内に理想的なお金の使い方の思想はあるのです。
それが近江商人の「始末してきばる」という考え方。
この「始末」のことを現代風に「支出の最適化」「支出最適化」と呼んでます。
「浪費」を削ぎ落として、消費と投資の質を上げていくことが「支出の最適化」に近づくためのアート(技術)です。
浪費を減らして支出を最適化するには、まずは家計の「見える化」が必要です。
わたしエクセルで家計簿やっていましたが、正直面倒くさくて続かない時もありました。
いろんな口座の残高しらべたり、カード明細チェックしたり。
その点マネーフォワードというアプリは優秀です。
最初の設定がめんどくさいですが、設定してしまえ自動で家計簿を作成してくれます。
アマゾンや楽天市場の買い物も反映されるので、本当に便利です。
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