結論:理論的に正しくてもマインドがおいつかない投資法はやっぱり損しちゃう。米国高配当ETF投資はマインドセットがしやすいのでいい!
マインドの意味はココ → メンタルとマインドの違い
わたしは15年以上前から株式投資をやっていました。
もうね散々でしたよ。
今年、高配当株投資に目覚めやっと資産運用益が出るようになりました。
1.最初は財閥系低位株投資
最初は財閥系低位株投資をやりました。
財閥系低位株投資とは、財閥系(三井、三菱、住友)の屋号のついている会社でPBRが1を下回る銘柄を買い、長期でホールドし続ける。
下がったらさらにナンピン買いをする。
という投資手法です。
財閥系の会社はいままで純粋な倒産がなく、株価が低位のままであっても、最後は他の財閥系企業が救ってくれる、または株価回復局面において有名であるため、回復幅が大きくなるため、結果として大きな益があるという理屈に基づいています。
株式投資を始めるにあたって唯一読んだ本に書いてありました。
2005年に住友電設の株を420円程度で200株ほど購入しました覚えがあります。
でもいっこうに上がらず1年ぐらい含み損を抱えたまま。
初めての株式投資で含み損を抱えるというのは結構ツライ。
長期で持っていれば上がる、という理論はわかっていてもこれに耐えられない。
当然、ナンピン買いなんて怖くてできない。
投資歴15年超えた今年、初めてナンピン買いができた。
当時のわたしにそんな小慣れたことができるわけがない。
マインドがついていってなかった。
堪えきれなくなって売却。
「資金効率がわるくなる」とかゆう自分に都合のいい理屈に飛びついた結果です。
ナンピンとか長期ホールドというのが、当時の自分にはできなかったんですねぇ。。。
2020年末の段階で住友電設を確認すると株価は2,625円!
15年の年利が24%ですよ。
仮に昨日の終値で売却したとして税引後売却益が352,800円!
配当金もあったので、今まで持っていれば、、。くぅ〜。
今のわたしならガチホですけどね。
しかも当時のわたしは配当金貰うのめんどくさいので放置するというダメっぷり。
株はキャピタルゲインだぜっ!とイキっていたバカですよバカ。
売ったことも含めてほんとうバカですよバカ。
着想はよかったけど実行できなかった。
長期の含み損に耐えるというマインドがなくて失敗しました。
2.次はIPOに挑戦
財閥系低位株投資が理論倒れのシュターデンに終わった失意のわたしに朗報が!
地元の銀行が東証一部に新規上場する、というニュース。
そうIPOのチャーーーンスっ!
とはいうものの、具体的にどうしたらいいかわからず我流に解釈。
とりま上場のタイミングで買えばいいんじゃね?
騰がるんじゃね?
との買ってな相場感をファイヤー!
上場の日に早速成行で買いました。
しばらくは暴騰といっていい騰がりっぷり。
いいぞ、もっとやれ!
しかし急激に下降、わたしの買値を大幅に下回ってしいます。
「またあがるんじゃね。いい会社だし、伝統あるし、指定金融機関だし、かっこいいし、、、、」
と思ってみてもいっこうに上昇しません。
たまらず含み損で損切り。
わたしのIPO モドキ投資は終わりを迎えました。チーン。
3.その次はシステムトレードに挑戦、捲土重来
そのあと「自分に長期投資はむかない」と思い込み短期で売却益を上げられる方法を模索。
手動ですがシステムトレード的な方法を書いた本を読み込みました。
こんどはしっかり勉強したもんね。
二冊本読んだだけだけど。
1日で5%下落した株は自律反発するする、買値の10%上がった段階で売却する、という投資手法でした。
これも試して5銘柄ほど買いました。
やはり自律反発しました。
しかし上がるともっと上がるんじゃないか、もっと!
とう思うと10%あがっても売却できないんですよ。
そうこうしているうちにグングン下がり含み損を抱え塩漬けになりました。
もともと1日で5%も下落する銘柄というのは、何か問題のある銘柄なので長期に持っていても無駄だったんです。
これも手法は正しかったけどマインドが追いつかない。
その後、4銘柄はボロ株といわれるような値段で売却しました。
「株は買う時よりも売るときのほうが難しい」とはよく言う投資の格言ですが、まさにそのとおりとなっていました。
1銘柄だけ含み益を維持している銘柄を残し、て損益を確定させました。
もう株はやらない、と思いました。
やっぱ株で儲けるとかわたしには無理やったな、と思いました。
4.イオンの株を優待狙いで買ってみた
リーマンショックの後、イオンの株を買いました。
この時の上司の妹さんが大学で数学を修めた方で、銀行に就職されていました。
数学とか言ってたけど金融工学とかなんでしょうかね?
その妹さんの薦めで、うちの上司は投資信託を3,000,000円分保有してました。
そんな話をして
って嘆いてました。
オヤジギャグですが、いちおう笑っておきました。
ショッピングモールに行くと歩き回るので疲れる。
でも安い値段で座ることができるコーヒーショップは、人がいっぱい。
ということでイオンラウンジ使えればいいなぁ、と思いました。
当時は株主限定なのでプレミアム感もあって、ゆっくりできました。
リーマンショックの後で、イオンの株は割安感がありました。
そこでイオン株を100株購入、取得金額は81,600円。
今度は株で儲けるというより優待狙いです。
株主優待のイオンラウンジ狙いだったので、株価は特に気にしない。
これだとマインド的につきあいやすい。
ホールドすればよく「売る」必要がないからです。
わたしがイオンに行く限りガチホです。
ただ最寄りのイオンにはイオンラウンジがないのが痛い。
日帰りのお出かけに言ったときなど、イオンラウンジで一休みという使い方をしています。
最近はイオンラウンジのメンバーシップが変更されて、けっこうコミコミです。
イオン銀行で住宅ローン組んている方や、イオンカードの高額利用者も利用できます。
なのでイオンラウンジ利用のプレミアム感、お得感は下がっています。
その後、アベノミクスもあり株価は上がり続けています。
2020年末で3385円となっています。
仮に2020年末で売却した場合は税引後202,520円の売却益です。
やったね。
イオンラウンジは引き続き使いたいのでガチホです。
配当金出てますし、買い物したら3%のキャッシュバックがあるのでそのまま。
5.アドウェイズがキターーーーーー!けど、、、。
システムトレードで失敗したときに、唯一残っていた1銘柄はアドウェイズという銘柄。
機械的に買ったので何の会社かはいまでも知りません。
なんかウェッブ広告の代理店みたいな会社らしい。
今調べたら、インターネットアフィリエイトプロバイダーらしい。
買値よりも2割ほど高値で含み益を抱えていたので放置してました。
買値が120,000円程度だったので、150,000円程度です。
システムトレード的には10%上がっているから売却すべきです。
しかし欲が出てきました。
もっと値上がりしてもらってからしたら売却して、でデルのパソコン買おうと思ってました。
XPS one というモニター一体型のデスクトップ、しかも地デジまで見れる、高性能でかっこいいPC。お値段20マソほど。
このアドウェイズ、当時はベンチャー企業の東証マザーズで値動きが軽い。
1日で10%上昇しては下がる、を繰り返してみたり。
はやく200,000円の売却益が出ますように、と思いながら携帯握りしめてました。
デルコン1台分上がってくれ〜、イチデルコン!イチデルコン!
でもさすがにそこまで騰がることはなく、続けて報知。
デルのパソコンはボーナスで買いました。
アベノミクスで日本株が急騰した頃、このアドウェイズも急騰しました。
もとは247円で500株購入、取得金額は123,500円でした。
1日で400円騰がってストップ高、ということが何度かありました。
2013年末の段階で2,699円!
一時期は30000円をつけました。
仮にこの段階で売却したら税引後980,800円売却益!
車体に加えて乗り出しまでの諸経費も賄えるくらいの儲けですよ。
イチデルコンがイチミラに!
一時期は含み益が1,200,000円に!
イチデルコン → イチミラ → イチデミオ → イチアウディ?
と夢は膨らむ一方です。
いや人間の欲望はオソロシイ。
むしろじぶんのゲスさがおそろしい。
スマホで株価の動きみてニヤニヤしてました。
一生懸命働く同僚をみながら「日本の労働者は大変やの〜」と、気分はすっかりブルジョワジー、限りなく資本家に近いホワイト(カラー)のわたし。
しかしここでもマインドが追いつかない。
「株は買う時よりも売るときのほうが難しい」のとおりとなっていました。
そお後株価はグングン下降。
騰がるのも速いけど、下がるのも速い。
あわわ、あわわゆうてる間にどんどん下がっていきます。
いやまた盛り返すんじゃないか、きっかけがあればあの時の夢再びになるはず!
とおもうまま長期低落。
コロナショックをうけて2020年4月当初には213円まで下降、、、。
まさかの唯一の優等生アドウェイズが17,000円の含み損に。
乗ってもないミライースが消えてカーローンの最後の支払いが残っている状態に、トホホ。
その後、コロナショックからの反発、日本株の全体的な復調、アドウェイズ自身の業績好調、東証マザーズから東証一部へ鞍替え上場と好材料が重なり、今年後半には見事に株価が復調しました。
2020年末の段階で株価は660円
仮にこの段階で売却したら税引後165,200円売却益!
ありがとうございます。
配当のほうもよろしくお願いします。
これはたまたま含み益を抱えている状態です。
自分の運用がうまかったわけではないです。
ただ素直にうれしい。
6.財閥系低位株とシステムトレードのミックス
システムトレードの失敗後、もう株はやらないでおこう、なんて思っていましたが、アベノミクスによる日本株全体の好調にすっかり乗せられて、またもや株を買うことを決意。
今回は経験を生かして、かつて失敗した財閥低位株投資とシステムトレードのミックス的手法をとることにしました。
転んでもタダでは起き上がらないもん、フン!
ってなもんですよ。
具体的には不祥事を起こして株価が急落した4銘柄を30万円分づつ買いました。
財閥じゃあないけど、大企業ばかり。
大企業というのは人的資源も含めて資産は大きい。
不祥事でイメージが悪くなっても、復活するはず。
しかもあまりに大きいと日本航空のように政府も潰せないから、助けが入る。
自律反発も当然ある。
というのが買った理由。
実は先行して、三菱自動車工業(三菱重工の自動車製造部門が独立)の不祥事があったときに買っていました。
これが反発して含み益を抱えた状態で気をよくして、当時不祥事で株価の下がった、神戸製鋼所、三菱マテリアル(三菱金属と三菱鉱業セメントが合併)、東レ(三井系、三井物産が創設)を書いました。
しばらくの含み損期間を経て、目論見どおり反発して一時は500,000円の含み益でした!
しかしまたもやあの蹉跌がわたしを襲いました。
「株は買う時よりも売るときのほうが難しい」です。
騰がったら騰がってで「もう少し騰がるんじゃないか」と期待して、下がったら「また反発するんじゃないか」と懇願する。
そんなわたしに株の神様は、あくまで非情。
どんどん下がっていってコロナショックで止め。
いっときは300,000円の含み損を抱えることになりました。
最高含み益との差800000万円です。
7.今年は「高配当インデックス・長期・分散・積立」投資に
コロナショックという暴落があったにしても、これはひどい。
やはり一度しっかり投資、資産運用の勉強をすべきなんじゃないかと、思ったわけです。
それが昨年の2月ぐらいでした。
投資に関する本を20冊ほど読みました。
なるべくベストセラー的なものを読もうと心がけました。
しかし「株の投資法を学んで儲けたやつはいない、投資法を売って儲けたやつはいても」という皮肉な言葉もあります。
しかし藁にもすがる想い、藁よりましだろうということで、通勤時間を利用してKindleで投資・資産運用について電子書籍で学んでいきました。
達した結論は「米国高配当ETF・長期・分散・積立」投資でした。
これが歴史的に考えて負けにくい勝ちやすい安全な方法だとの結論にいたりました。
しかもマインドセットがしやすい。
売り時を考えなくてもいい。
基本ガチホです。
淡々と高かろうが安かろうが米国高配当ETFを買っていく。
騰がれば今まで買った分の評価額もあがる。
つまり含み益を抱えることになる。
下がったら絶好の仕込み時。
のちに大きく騰がるチャンスとなる。
しかも米国高配当ETFの場合はインカムゲイン、分配金が定期であるから、少々下がっても「分配金入るしいいか」となる。
株価の予想は誰にもできません。
しかし配当金または分配金が、いついくらだけ入るかはかなり確実に予想できます。
予測な可能だけに長くお付き合いできる投資法です。
マインドセットがしやすい。
結果ガチホになる。
株式は平均すれば右肩上がりです。
しかも世界経済は常に成長しているから、日本株以外の株を広範囲(分散)に持っておけば、世界経済の成長と同時に株価は騰がる、つまり含み益を抱えることになる。
これが読書20冊を通じて得た結論でした。
8.問題意識を持った読書は最高の自己投資
問題意識をもった読書はに立ちます。
具体的な課題があってこれを解決するために読書をする。
ただインテリ然と読むのではなく、具体的問題意識をもってこれを文字の海の中から掬い出すわけです。
この問題意識を持った読書は今までもやってきました。
結果、わたしには座右の書が
中学時代:「背番号なき現役」(野村克也)
大学時代:「銀河英雄伝説」(田中芳樹)、「国際政治−恐怖と希望−」(高坂正堯)、「文明が衰亡するとき」(高坂正堯)
社会人時代前期:「坂の上の雲」(司馬遼太郎」、「街道をゆく」(司馬遼太郎)
とありますが、今回これと並んで、
社会人時代中期:「全面改訂 ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」(山崎元)、「お金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ)
が座右の書となった気がします。
(本業)=(給与支給総額)の増加に資するような一冊が欲しいところであります。
しかし読者がわたしを救ってくれたことはいままで何回もあります。
読書が一番安価で効果的な自己投資という意見がありますが、まさにその通りです。
9.今年の投資の結果
今年の投資の結果は最初の画像のとおり。
最初ほぼプラマイ0円でコロナショックでマイナス300,000円まで含み損を抱えました。
その後「米国高配当ETF・長期・分散・積立」投資を始め、日本株の回復も手伝って、プラス180,000円まで資産運用益が増しました。
米国高配当ETF投資は一般NISA枠一杯とプラスアルファの約1,330,000円分投資しています。
日本株も前からもっていた6銘柄と、新規銘柄2銘柄を新規、三菱自動車工業のナンピン買いしました。
日本株の投資総額は約1,590,000円分投資しています。
すべて特定口座で持っています。
わたしがラッキーだったのはクズな性格が幸いして、コロナショックの後に「米国高配当ETF・長期・分散・積立」投資を始めたこと。
下り切ったチミングで一般NISA枠ほぼ一杯の1,050,000円分を買ったこと。
しかし、しばらく含み損が続きましたがその後大統領選の結果が確定すると米国高配当ETFが、ETFとしては軒並み高騰しました。
高騰して米国高配当ETFが全て含み益にになった瞬間、わたしはスマホ握って絶叫しました。
U・S・A! U・S・A! U・S・A!
含み益が嬉しいのに加え、努力が報われた気がして余計にうれしかったんです。
結果として2020年末の段階で約180,000円の含み益です。
加えて分配金が四半期に一度入ることになりました。
来年も「高配当インデックス・長期・分散・積立」投資は継続していくつもりです。
来年は新たに「日経版ダウの犬」投資法にも挑戦するつもりです。
10.結論
資産運用自体は収入の最大化=経済的自由・融通性(リベラル)のための手段として行なっています。
でも資産運用ってちょっと知的なゲーム感覚があって、それ自体もけっこう楽しい。
含み益が出ていれば余計楽しい。
つまりは毎日ワクワクできます。
みなさんも「高配当インデックス・長期・分散・積立」投資でわくわくする毎日どうですか〜
経済的自由、老後の蓄えにもなりますよ。
だって国がNISAやIDeCo制度利用して推し進めていますから。
国策には逆らうな、利用しろ、です。
投稿が2020年に間に合いませんでした。
みささん今年もいいお年でありますように!
わたしは昨年一年いろいろありすぎましたが、将来に向かっていい方向へのターニングポイントとなったと思えるといいな、と。
ことしこそは良い年でありますように
ワクワクワンダーランドの入り口その1↓↓↓
米国高配当ETF、一般NISAはSBI証券さんを利用してワクワクしてます。
ワクワクワンダーランドの入り口その2↓↓↓
※本ブログの掲載事項は、個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また本ブログの掲載事項は必ずしも正確であるとは限りません。投資は自己責任でお願い致します。