〜さざなみのおおやしま〜

何でも「少なく、小さく、軽く」が身上のミニマリスト。GAFAMの犬。楽天経済圏の住人。<サラリーマンのテーゼ>について考える。

八幡神社@長浜市高月町柏原


野神ケヤキという巨木自体がご神体。湖北は巨木信仰の風が強い地域らしい。
先進国にあって「アミニズム信仰」を色濃く持っていることは日本人の特徴だそうな。
平たく言うと「車乗り回して、パソコンを使いこなし、スマホは生活必需品なのに、妖精さんの存在をどこかで信じているのはキモイ珍しい」ということ。
そんなこと言ったらイギリス人がそうじゃないか、って思う。
昔、ケヤキの木を「槻」と書いたそうだ。
この地は大きなケヤキの木があることから「高槻」と名付けられ、その後大江匡房(平安後期の歌人)が月見の名所と和歌に詠んだため「槻」を「月」に改めた、というのが北近江の高月の町の由来だそうな。
ということは大阪の高槻市にも大ケヤキがある(あった)ということか?
そして高月の「ケヤキ」は都にも聞こえていたということになろうか。
八幡神社の大ケヤキは樹齢約700年。
鎌倉時代の末期、モンゴル帝国の弱体化、オスマン朝の成立、北方十字軍終了の頃にこの地に根付いたということになる。
いやはや大したものでる。
これはやはり「神さん」だな。
と私のなかのアミニズムがそう思わせる。