2020-11-20 光明院@米原市加勢野 近江散歩 真言宗智山派の寺院。 山号は松鼻山。 甘露王如来を本尊とする。 鎌倉時代の宝篋印塔、円空作と言われている不動明王立像が市指定文化財となっている。 滋賀県に残る円空仏は少なく貴重である。 大原重綱が開基し、大原氏3代・大原時綱が現在地に移して大伽藍を建立し中興したといわれている。 近江守護・佐々木信綱の長男・佐々木重綱(大原信綱)は佐々木氏が四派に別れた内の一つ大原氏の祖であり、承久の乱での<宇治川の戦い>では戦功を果たし、鎌倉幕府に貢献している。 大原庄を与えられ、大原城を築城している。 光明院はこの大原重綱が開創したのが始まりといわれている。 周辺は加瀬野という字の飛び地のようになっている。 この寺院があることが理由であろうか。