2020-11-20 成菩提院@米原市柏原 近江散歩 天台宗の寺院。 寂照山円乗寺。 811年最澄が東国布教の途中この地に談議所を建立したのが寺の起源。 本尊は十一面観音。 その後寺はしだいに整備されてついに延暦寺の別院に昇格。 1326年越前平泉寺の衆徒が大挙乱入、堂塔をやいたたため寺運は一時おとろえた。 1395年足利義満の心願により比叡山西塔より高徳の貞舜法印が入寺、『天台名目類聚抄』10巻をあらわし寺運の復興につとめた。 信長は寺領150石を寄進。 その他秀吉、秀秋、丹羽長秀、家康などは禁制をくだし宿舎に利用。 寺宝の浄土曼陀羅、聖徳太子像、不動明王2童子像、金銅雲形孔雀文磬はともに重要文化財、その他具足、古文書類、絵画など数多く保存されている。(籔田藤太郎)」