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千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。
トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!!
『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!
ヴィンランドとは新大陸、つまりは北米大陸のこと。
史実でも新大陸にヴァイキングの植民地を作ったとされるレイフエリクソンが登場する。
またデンマークを帝国におしあげたクヌート王も登場する。
力によってヴァイキング世界を統一しようとするクヌート王に対して、主人公のトルフィンは違った道でヴァイキングが争うことなく生活できる「ヴィンランド」を目指す。
実際の歴史ではローマ人とゲルマン人の争いで、はじき出された形でノルマン人は海に活路を見出して、ブリテン島(ノルマンコンクエスト)や現在のフランスの一部を支配する。豊穣だと思った北の大地は寒冷化していく。操船術に長けた彼らはやがて新大陸にまで達する。
そんな時代背景に沿った内容の物語。
絵が大変綺麗だ。
現在24巻まで出ているが、キンドルなら問題ない。
くどいが電子書籍だと消費税分ぐらいお得。