〜さざなみのおおやしま〜

何でも「少なく、小さく、軽く」が身上のミニマリスト。GAFAMの犬。楽天経済圏の住人。<サラリーマンのテーゼ>について考える。

山形の男性は身長が高いのはナゼか?


生物学で有名な「ベルクマンの法則」というのがあります。

「同じ動物なら高緯度(北半球では北)に住む種類の個体が大型化する」

というテーゼです。

クマを例に考えてみます。
体の大きさ順に並べると

 

北極グマ(白クマ)>グリズリー(灰色グマ)>ヒグマ>月輪グマ>マレーグマ

となる。

北極グマは北極圏に生息。

グリズリーはアラスカ

ヒグマは北海道

月輪グマは本州

マレーグマはマレー半島


北にいけば大型化して、南にいくと小型化します。
なぜかというと体温を維持するため。
同じ体型であれば
表面積は身長の2乗に比例し、体積・体重は身長の3乗に比例する。
つまり体が大きいほど体積・体重あたりの表面積が小さくなる。
「冷やされにくくなる」ということです。
仮に立方体の生き物がいると仮定してください。
中に入っているのは水。
こんな生き物いませんよ。仮にです。

◆身長が1mの場合。
◇表面積 1m×1m×6=6平方m
◇体重 1m×1m×1m=1立方m=1000リットル=1t
◇比率 表面積:体重=6:1

◆身長2mの場合
◇表面積 2m×2m×6=24平方m
◇体重 2cm×2cm×2cm=8立方m=8000リットル=8t
◇比率 表面積:体重=24m:8t=3:1

となります。つまり身長2mの生き物のほうが
体積・体積の割りに表面積が小さく
体温保持には都合がいいことになります。

「背が高い人ほど暑がり、低い人ほど寒がり」
ということになります。

小さい固体=寒がりは北国では生きていきにくい
ということなります。
南国の人は小さい人が多く、北国の人は背が高い人が多い
ということなります。

日本国内の統計をみても身長に関しては北高南低のようです。


僕は日本人男性の平均程度の身長ですが
これは山形だと小さいほうだった。
高校のクラスメート40人のうち8人は180cmを超えていました。
2人は190cmを超えていました。

クラスの

20%が身長180cm超
5%が190超

ですよ。ちなみにクラスメートは全員男子。
めずらしい公立の男子校でした。

だから帰省すると「僕ってチビ」とか思うのです。
大阪にいくと「オレってそうでもないやん」って思います。

大阪は京都・滋賀よりも大阪は南国系(九州・四国)の人が
多いですからね。

ということで山形の男子は(たぶん女子も)身長が大きいのです。

ベルクマンの法則は人間にも当てはまるようです。