帰省の途中山形県酒田市に立ち寄りました。
「酒田短期大学」の今をみたかったのです。
酒田短期大学はすでに閉校しています。
90年代後半から経営がゆきづまり、中国人留学生を大量に受け入れました。
最後は中国人留学生の不正就労の足掛かりとなっていたとのことでした。
当時は地方の大学、とりわけ女子大や短大は苦しい。酒田短期大学のケースは特殊な事例ではなく今後も起こりうるケースだ。
などといわれました。
大学の数は90年代を通じて増え続けました。
しかし学生の数は減り続けています。
つまり縮小するパイの奪い合い。
女子大や短大が共学や4年生大学になりました。
そして専門学校が補助金獲得のため大学に変わりました。
実は経営が苦しいのは大学よりも専門学校のほうが先でした。
専門学校は授業料が高いです。
それは補助金の額が大学のそれに比して少ないためです。
現在、地方私大は経営的しいところが多いらしいです。
酒田短期大学は2003年~2004年にかけて
資金難を理由に職員を全員解雇。
労働基準署が倒産を認定。
最後の卒業生6人の卒業式
文部省が解散命令をを下す。
というショッキングな最後でした。
大学が倒産って!!
大学が解散って!!
2000年ごろ酒田短期大学の校舎内に入ったことがありました。
小さな町の小さな短大でした。
僕は俗に言う「マンモス私大」卒です。
なんか家族的な雰囲気が羨ましかったのを覚えています。
その短期大学がもぅありません。
ただ校舎は残っているとのこと。
そこで今回立ち寄ることにしました。