〜さざなみのおおやしま〜

何でも「少なく、小さく、軽く」が身上のミニマリスト。GAFAMの犬。楽天経済圏の住人。<サラリーマンのテーゼ>について考える。

米国ETFを買ったハナシ


今年初めて米国ETFを買ってみた。

ETFとは一定の指数に連動して上下する上場投資信託のこと。

上場されているから一般の株と同様にリアルタイムで取引できる。

指数で一番有名なのはニューヨークダウ、日経平均だろう。

実は、日本株は以前からやっていた。

個別の株を買ってみたがどうもうまくいかない。

そこで米国株の詰め合わせパックとも言えるETFを買ってみた。

投資先に米国を選んだのは以下の理由。

  1. 米国は移民の国でありヒスパニック系を中心に出生率が高い。つまり発展途上国にあるような「人口ボーナス」が連続して起きる。通常先進国はすでに「人口ボーナス」期を抜けて「人口オーナス」期に入っている。日本の高度経済成長期が「人口ボーナス」期の典型だろう。
  2. 米国は公的年金制度がないため、個人積立をしている。この積立先として選ばれているのがETFである。S&P500という指数に連動するETFが一番人気。つまり政治的に株価を下げるということはできないシステムになっている。米国大統領は在任期間中に株価を上昇させれば再選され、下げれば再選は難しくなるという。つまりは株価の上下が政権支持率に如実に現れる。日本のように「株価は上がったが景気回復が実感できない」ということは起こりにくい。赤(共和党)であろうと青(民主党)であろうと株価を上げてくれる大統領はいい大統領だ、というのが米国人の本音なのだ。けっしてイデオロギーなどではない。米国は「豊かになりたい人」が集まってつくった移民の国だ。豊かでない米国は意味がないのだ。つまり米国は政治システムとしてもイデオロギーとしても民族性としても豊かにならなければ意味がない。具体的には株価を上げないと意味がない国。
  3. 先進国なので比較的安定している。投資環境も整っている。
  4. 現在のところ世界で最も巨大で強い経済を誇っている。与らば大樹の影。
  5. 配当性向が高い。自分としてはキャピタルゲイン(値上がり益)は当然重要だがインカムゲイン(配当金)を重視したい。いつ使うかわからない金を預けるよりも、配当金をもらって豊かさを享受したい。米国の企業は配当分配に積極的。本来株とはそういうものだと思う。お金を出資して出た利益の一部をもらう、というのが配当だ。米国の会社は連続配当や増配に積極的である。日本の場合は半期に1度の配当だが、米国は四半期に一度である。配当金があると投資継続するモチベーションになる。投資は継続してこそ意味がある。

といったところ。

一般ニーサ枠いっぱいの120万円分米国ETFを買いました。

計算上は12月に配当金が1万円ほど入るはず。

配当金もらったことある人ならわかると思いますが、これが本当に嬉しい。

不労所得って素敵。