越前海岸をドライブしていると敦賀港に向かう途中、フェリーが見えました。
せっかくなので敦賀港に行ってフェリーをマジかでみてみた。
フェリーターミナルはキレイで広い。
中にはレストランも併設されている。
72時間とかで取り上げてくれたら面白そう。
敦賀港は、港湾法上の重要港湾、港則法上の特定港に指定されている。福井県敦賀市の敦賀湾に所在する港湾であり港湾管理者は福井県。平成23年(2011年)に国土交通省により「日本海側拠点港」のひとつに選定された。近年、国際コンテナの取扱いを急速に伸ばしているとのこと。
伝統的に軍事・防衛関係は京都府の舞鶴港、民間の物流・人流関係は敦賀港として住み分けつつ、それぞれ独自に今日まで発展してきた。
かつては敦賀港の近くにあった敦賀駅まで陸路、そこから海路でウラジオストック、さらにシベリア鉄道で欧州へ、というのが日本から欧州へ向かう最短ルートであったという。
加えてウラジオストック周辺は寒冷地であるため、食料の時給が難しく、敦賀港から食料を輸出していたとのこと。
敦賀近辺に東浦という地区があり、みかんが特産品となっている。みかんの栽培地としては北限に近いとのこと。
しかし戦前はこの東浦地区でとれたみかんが敦賀港からの重要な輸出品であった。
シベリアの地にて不足する冬場のビタミンを補給するのに必要であったということだろう。
伝統的にロシアはシベリアをいかに開発するか、に腐心してきた。
しかし、シベリアの地はロシア本土ともいえるモスクワやペテルブルグからはあまりにも遠いのだ。
そのため中国や日本と交易を持つことを望んできた。
諸条件を考えると中国よりも日本のほうがいい、信頼に足ると考えたようだ。
そういった背景がありロシア人は、日本及び日本人に比較的友好的な気分を維持しているという。
日本人から見れば奇妙をおもえるほど日本に好意的らしい。
ただしロシアという国の習性として安全保証となると話は別となる。
北方領土問題がなかなか進展しないのは、もし北方領土を日本に返還すれば、日米安保の対象となり、米軍の施設や部隊がそこに進駐するという懸念があるものと思える。
以上、敦賀港で考えたことである。