〜さざなみのおおやしま〜

何でも「少なく、小さく、軽く」が身上のミニマリスト。GAFAMの犬。楽天経済圏の住人。<サラリーマンのテーゼ>について考える。

庄内空港と庄内(山形県沿岸部)の物語〜おいしい庄内の空港〜


 

現在の定期便は羽田便のみ。
駐車場が無料。
高速(日本海東北道)からのアクセスがいい。
インター降りてすぐ。
周辺の渋滞もない。
 
かつては新千歳及び伊丹への定期便があったが、現在は廃止。
2018年の情報では、関西空港とのLCCの就航も検討されているとのこと。
庄内地区から東京へ出るには、こちらの空港を利用するのがいちばんである。
他には上越まで出て新幹線であるが、迂遠である。庄内地域は、海路により上方・江戸と結びつき強く、同じ山形の内陸地域よりも栄えていた。
明治初頭においても、内陸・山形市の人口が約18,000であったのに対して、庄内・鶴岡市25,000、庄内・酒田19,000であった。
内陸地域の主要幹線道が旧羽州街道の国道13号線であるに対し、庄内地域の主要幹線道は旧羽州浜街道の国道7号線である。
高い農業生産性や臨海工業地帯に支えられ1960年代までは、山形県の他地域よりも平均所得も高かった。
確か1.2倍ほどであったと記憶している。その後の陸上交通の興隆、県庁が山形市に置かれたこと、戦後の交通インフラの整備が県単位で行われたことから、庄内地域は同じ県内の内陸地域に比べて立ち遅れることになる。
1970年代には庄内空港建設の機運が盛り上がり具体的候補地の決定まで話が進むが、「庄内の美田を空港でつぶすな」との反対運動により、建設計画は頓挫してしまう。その後の全国的な高速交通網の整備は進展から、庄内地域の立ち遅れが目立つことになる。
1980年代に再び庄内空港建設の機運がた盛り上がり、ついに庄内空港開港へと漕ぎ着ける。開港当初は新千歳便、伊丹便があったが、現在の定期便は羽田便のみである。
庄内は現在でも住友系の会社が散見されるため、東日本の他地域にくらべて関西との結びつきが強いようである。空港内及び周辺にレストランや食堂が欲しいところである。
庄内米、三元豚、鮮魚、漬物、酒田ラーメン、鳥海高原ヨーグルト、果物、野菜、山菜、と庄内は美味いものにことかかない。
「おいしい庄内空港」とは「おいしい庄内」の「空港」ではなく「おいしい庄内」を空港からアピールできるではないか。庄内は海に近いこと、江戸のころから流通の要であったこと、上方文化の影響を色濃く受けたことから、味付が洗練されている。
庄内米とお酒に地の魚を出すだけでも十分と思える。
とにかく庄内は食文化が豊かだ。
内陸地域以上である。
味付けもしょっぱくなく関東や関西から来た観光客の口にも合うだろう。
洋菓子のセンスも悪くない。
神戸育ちの北川景子さんが絶賛したパリロールというロールケーキが、空港内の清川屋さんで求めることができる。
加えて私の見るところだが、酒田や鶴岡にある飲食店の店舗のレイアウトのセンスなども、意外と洗練されているように思える。関西のイカリスーパーは庄内産のものを扱っている。
このスーパーはやや高級な商品構成のお店である。
品質が確かなのだろう。関西空港伊丹空港との直通便がないことがないのが残念だが、僕はいつも山形土産をここで買っている。
山形といえば牛肉です。山形牛のなかでもブランド力が高いのが米沢牛庄内地方はどっちかと言うと豚なんですよね。そこだけが惜しいなと。山形のおいしい牛肉は
さんでどうぞ。
「おいしい庄内」の食べ物。空港の店舗でいただける。